成長過程のイヤイヤ期……それは食事中に起こる?!

イヤイヤ期調査結果からわかること

博報堂子育て家族研究所とPechat開発チームによる2017年9月の「イヤイヤ期実態調査」第2弾の結果によると、食事中に遊び始める、おもちゃを片づけないということが多いとわかりました。
さらに子供たちはただ単に「いや。」というのみではなく、「さけぶ」「いすわる」「あばれる」「にげる」という行動にでるということもわかったのです。

そして、この調査では親のイヤイヤ期の対処法やストレス解消法についても触れていますので、イヤイヤ期の子育てに悩んでいるママやこれからイヤイヤ期を迎える年齢の子供を育てるママにとっては良い参考になります。
誰でも通る道なので、他のママたちの対処法等を参考にしてうまく乗り切りたいものです。

子供の主張行動とは

イヤイヤ期に見られる子供の主張行動とはどういったものでしょうか。
たとえば、イヤイヤ行動が最も出やすいという結果になった食事中に見られる行動を例に取って見てみましょう。
食事中のイヤイヤ行動は「ごはんを食べない」という行動ですが、「もっと食べるといって聞かない」という行動もあります。

これは「自分で食べたい」という表れでも、あるのです。
ごはんを食べないというのも、自分で食べたいのかもしれません。
このような「~したい」という行動を主張行動というのです。
イヤイヤ期は拒否行動ばかりではなく、自分で何かをしたいという意欲の表れとも取れます。

イヤイヤ期との向き合い方

上記に見られるイヤイヤ期の子供との向き合い方は人それぞれですが、総じて言えるのはママ達があの手、この手で我が子と向き合おうとしていることです。
対処法として多いのは、「気をそらす」「抱きしめる」「放っておく」でした。

「気をそらす」は、子供の気持を他の事に向けてイヤイヤ行動をクールダウンさせることです。
たとえば、嫌いなブロッコリーがあって「ごはんいや。」と言って泣きわめいたとしたら、子供の好きなハンバーグに目を向けます。
「ハンバーグ、おいしいよ。ハート型だね。食べてみようか。」と言って子供の気持をハンバーグに向けるのです。
そうすることで、子供はハンバーグを食べることに夢中になって。ブロッコリーのことを忘れるでしょう。

そして、ハンバーグを食べたことをうんと褒めてあげて、「ちょっとだけこれも食べてみようか。ママも食べるからね。」と言いながら、ブロッコリーへと誘いましょう。
すぐにうまくいくかはわかりませんが、少しでも食べればうんと褒めてあげると良いです。

その他に抱っこして、子供のイヤイヤな気持ちを代弁してあげるのも良い方法です。
「そうだったの。そんなにブロッコリーが嫌なんだね。」などと、優しく諭してみましょう。
子供が泣きやんだら、「わかった。〇〇ちゃんの大嫌いなブロッコリーくん、ママが食べちゃう。」と言ってママが食べます。
「あらまあ。おいしい。」とちょっと大げさに言ってみると、子供も食べてみようかなという気持ちになるかもしれません。

このように、色々な方法でイヤイヤ期と向き合いましょう。
何年か経ったら、良い思い出になります。