夫婦喧嘩

夫に対してイライラを避ける暮らし方とは

夫に対してイライラする妻は多い

愛する人とのすてきな結婚生活が始まったはずが、実際には夫にイライラする日が増えてしまっていませんか?
周りには仲良さげな夫婦がたくさんいて、「これって私だけ?」と孤独な気持ちになることもありますよね…。
「みんなのウェディング」が旦那へのイライラをテーマにアンケートを取った結果、なんと約76%の人がイライラすることがあると回答しています。
回数も月に数回という意見が多かった(約40%)のですが、中には毎日イライラすることがあると回答した人が10%近くいました。
一見仲良く見える夫婦でも、実はイライラをため込んでいるかもしれません。

夫に対してイライラした瞬間

では、どのような時にイライラするのでしょうか。

家事をしない

絶対的な多数派のエピソードは、「家事を全く手伝わないことにイライラする!」という声でした。
妻が忙しく家事に励んでいるのにもかかわらず、夫はまったく協力しない姿勢にイライラ。
思いやりや感謝の意を示さず、ゴロゴロしている様子に、「私も疲れているのに…」「共働きなのに…」と、多くの女性が不満を抱えているようです。

家事が中途半端

同じく家事に対する不満で「家事が途中で終わることにイライラする」という声もありました。
妻が家事を担当するという固定観念があるためか、お手伝いの意識が強い夫が多いのでしょう。
家事も中途半端で終わってしまうというケースが見受けられるようです。
しかし、この中途半端な手伝いは逆に余計な手間を生むことがあります。
家事はお手伝い感覚ではなく、しっかりと仕事として認識し、責任をもって取り組んでほしいとの願いが多く寄せられました。

だらしがない

次にだらしがないという意見です。
特に、「〇〇が散らかったまま」ということが多く、何度も指摘しても改善されない状況に、多くの妻が悩んでいるようです。
感謝されるどころか、「そのままにしておけば片付けてくれるだろう」と思われていることが、特に頭にきますよね。

スマホばかり触っている

スマホやゲームに夢中な状態も感情を逆なでしてきます。
ただゴロゴロしている状況で、返事がない、または適当な返事に対して、自分が軽視されていると感じることが、特に印象的でした。

マイペース過ぎる

自分の都合を優先し、相手の都合を無視して行動することにイライラするというエピソードが多く寄せられました。
特に子どものいる家庭では、「私は子どもの予定や機嫌を気にしながら行動しているのに!」と感じ、不満を抱えている妻が多いようです。

イライラしたときの対処法

一番いいのは、イライラせずいることですが、こればかりは妻側の努力だけではどうにもなりません。
抱え込んだイライラを上手く処理する方法について解説します。

イライラ対処法1. 「期待値」のハードルは下げておく

夫に対してイライラする原因の一つに、「期待値」が高すぎることがあります。
例えば、夫に家事や育児を手伝ってほしいと思っているのに、夫は仕事から帰ってきてもソファでくつろいだり、趣味に没頭したりしていると、イライラが募りますよね。
しかし、夫は自分の仕事をやり遂げたら、それで終わりと思っているかもしれません。
夫にとっては、家事や育児は妻の役割だと思い、自分にはできないと思っているのでしょう。

そうした場合、夫に対する期待値を下げておくことが大切です。
期待値が高すぎると、夫の行動がそれに合わないときに、不満や怒りを感じます。
しかし、期待値を下げておけば、夫の行動がそれに合致したときには、感謝や喜びを感じます。
期待値を下げるというのは、夫を見下すとか、諦めるとかいうことではありません。
夫の能力や性格を客観的に見て、無理な要求をしないということです。
もちろん、夫に家事や育児を手伝ってもらうことは悪いことではありませんし、コミュニケーションを取って協力してもらうことは大切です。
しかし、それができない夫に対しても、イライラせずに済むように、「期待値」のハードルは下げておくことがおすすめです。

イライラ対処法2. 夫と距離をとる、関わらない

夫にイライラするときは、できるだけ距離をとることが大切です。
夫との関わりを減らすことで、ストレスを軽減できます。距離をとる方法はいくつかありますが、以下のようなものがあります。

・夫と同じ部屋にいない。別の部屋で過ごすか、外出するなどして、夫との接触を避けます。
・夫と話さない。必要最低限の会話以外はしないようにします。特に感情的な話題や意見の食い違う話題は避けます。
・夫の行動に目をつぶる。夫がやってくれないことややってほしくないことがあっても、それに対して文句を言ったり、注意したりしないようにします。自分でやるか、無視するか、受け入れるかのどれかを選びます。

これらの方法は、夫へのイライラを対処するための一時的な手段です。
長期的には、夫とのコミュニケーションや関係改善が必要ですが、その前に自分の感情を落ち着かせることが先決です。
距離をとることで、自分の気持ちに向き合う時間や自分のための時間を作りましょう。

イライラ対処法3. 「がんばっている自分」をやめる

妻の自分は急いで仕事から帰り、バタバタと夕飯を用意している。
しかし、先に帰ってきた夫はくつろぎながらスマホでゲームをしており、「今日の夕飯は何?」と、妻の行動に気づいていない。
こんな状況に出くわしたら、一生懸命がんばっていただけに、自然とイライラしてしまうこともあるでしょう。
そんな時は、はっきりとがんばることをストップさせましょう。

例えば、「私もゲームしたいから、今日の夕飯は自分でやってね」と言ってやりましょう。
自分と子供の分だけ用意して、サッサと食べ終わります。夫も食べたければ、自分で動かないといけません。

「良い妻であること」や「がんばっている自分」を手放すことで、イライラが解消されることがあります。
妻も人間です。いつもがんばって良い妻でいる必要はないんですよ。

イライラ対処法4. ちょっとした仕返し

イライラを発散する方法は、「キレる」だけでなくて、「仕返し」も一つの手段です。
ただし、大きな仕返しや嫌がらせは新たな問題を引き起こす可能性があるから、おすすめは小さな仕返しです。

例えば、夫が嫌いなものがたくさん入ったメニューを作ることや、スマホの充電器のコンセントを抜いてしまうことなど。
相手が少し戸惑うくらいのことで、こっそりストレスを解消してみましょう。

ちなみに、よく聞くちょっとしたいたずらは、「夫の靴をちょっと踏んでみる」や「夫の服を壁に投げる」なんてものもあります。

イライラ対処法5. 自分にご褒美をあげよう

夫にイライラしてしまうのは、もしかしたら自分が疲れているからかもしれませんね。
余裕があるときには笑って受け流せる夫の言葉も、心身が疲れ果て、心がイライラしているときは、何でもかんでも気になってしまうことがあります。
「イライラするときは、癒しを取り入れる合図かもしれない」と考えてみて、例えば以前から食べたかったお菓子を買ってきたり、自分にちょっとしたご褒美をあげることで、心をリフレッシュさせましょう。
自分にちょっとしたご褒美を与えることで、心が潤い、イライラも解消されることがありますよ。

夫に対してイライラしないためにできることとは

私たち妻が夫との生活でイライラを避けるためには、どうしたらいいのでしょうか。
夫を変えようとするのではなく、自身の言動に注意を払い、夫婦円満を目指す方法を一緒に考えることが重要です。
夫とのコミュニケーションや期待値の調整、お互いの感謝の意を表すことなど、積極的に関わりながら調和を築くことが大切です。

自分はがんばらなくてよいと言い聞かせる

まずは自分に「甘えても良いことを心に刻むこと」です。
普段から完璧でないといけない、気が済まないと相手にも同じだけ求めてしまうことがあります。
「こんなにがんばっているのに、どうして…」といった不満が生まれないようにするためにも、心を軽くして自分にお疲れ様と言い聞かせましょう。
これまでの努力を変えることは大変かもしれませんが、今のあなたには心に余裕が必要です。がんばった自分を褒めてあげ、自分を甘やかしてくださいね。
そうすることで、夫に対してイライラすることも自然と減っていきますよ。

夫に嫌という「気持ち」だけ伝える

自分が「嫌だ」と感じることや夫の行動にイライラすることを、きちんと伝えるのは結構難しいことではありませんか?
最初は「少しくらい我慢すれば…」と我慢していると、そのうちに小さなことが積もって大きなストレスになります。
そうなる前に夫へ伝えるようにしましょう。

ただし、「直してほしい」とは言わず、「私はこういうのが苦手なの」と自分の気持ちを伝えます。
例えば、夫が靴下をまるめて洗濯カゴに入れることにイライラする場合、「どうして丸めたまま入れるの?」「ちゃんと伸ばしてよ」と注意するのではなく、「私はこういうのが苦手なの」と、自分が不快であることを伝えるようにしましょう。

そうすることで、夫が気をつけるようになってくれたら、「ありがとう!」と感謝の気持ちを言葉と態度で伝えるようにしてください。
時間はかるかもしれませんが、夫に対して「嫌だな」と感じることは少なくなるでしょう。
ただし、ゼロにするのは難しいと思ってください。なるべくイライラしない範囲であれば気にしないことも大切です。

言葉遣いに気を遣う

「これやって!」「あれやって!」「もっとこうしてよ!」と、夫に対して厳しい命令口調になっていませんか?
自分から動いてもらいたい気持ちはよく理解できますが、夫に対してきつい口調は反発を招くことも考えられます。
代わりに、「〇〇してもらえる?」と頼むと、柔らかい口調でお願いすることがオススメです。
夫も穏やかな言葉で接されると、協力的になりやすいでしょう。
女性は一般的に口が達者で、感情が高ぶりやすい傾向があります。
しかし、行き過ぎた言葉は時には暴力となりかねません。夫に対して厳しい言葉を使いがちな妻は、「この人には何を言ってもいい」という気持ちが働いている可能性があります。
ですが、どんな相手に対しても礼儀を忘れず、「親しき仲にも礼儀あり」の気持ちを持つことが大切です。お互いに気を遣って、穏やかなコミュニケーションを心がけましょう。