妊娠中の胸の変化について
妊娠は嬉しいものです。
お腹の中に赤ちゃんがいることで、心の励みになるでしょうし、これから会える我が子の姿を想像するとわくわくするものでしょう。
でも、困った事等も多いものです。
妊娠したことによって、体にはさまざまな変化が生じその中でも胸(おっぱい)にも変化は生じてしまいますから、戸惑う人は多いでしょう。
たとえば、乳房が張って痛いとか、乳首が敏感になったようで痛みがある、乳房に赤紫色の線が入るので気になる、乳輪に白いポツポツした発疹ができて困っている等、あるかと思います。
このような胸(おっぱい)に現れる変化の原因は、妊娠によるホルモンバランスの変化です
原因と対策
胸が張る原因は、妊娠すると女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンというホルモンが分泌されますので、それによって胸が発達して大きくなり張ってしまうのです。
胸の痛みは保湿や締め付けない下着等で緩和させることは出来ますが、残念ながら張りを抑える方法はありません。
胸(おっぱい)がかゆくなる原因は妊娠性掻痒疹という、妊娠によっておきる皮膚病があります。
また、妊娠線が出来始めるためかもしれませんし、乳汁(母乳)による影響も考えられます。
対処法としては、乳首部分から乳房にかけて清潔に保つことや保湿を心がけることでしょう。
こういったことで、ある程度改善はされますが、それでもかゆみが抑えられない場合もあります。
そのような時は医師の診察を受けた方が良いです。
妊娠中に良い下着
敏感になっている胸に合わせて下着を変えるというのはおすすめです。
締め付け感の少ない、化学繊維の入っていない下着、ワンサイズ大きいブラジャーに変えると、皮膚と生地が擦れるのを防げます。
「エンジェリ―ベ」はマタニティ専門の下着が売っているサイトなので、ご覧になって見ても良いでしょう。
妊娠中に付けると心地よい下着が見つかるかもしれません。
保湿クリームや冷やすことも大事
妊娠中は乾燥しやすいために、胸のみでなくお腹もかゆくなることがあります。
そのような時は保湿クリームが良いでしょう。
Amazonをご覧になると、妊娠線予防のクリ―ム等が多く売っていますので、インターネットで検索してみると良いです。
また、痒みを軽減のためには冷やすという対処法もあります。
水につけしぼったタオルを胸にあてましょう。
乳輪の白いポツポツした発疹などは心配ない
乳輪付近に出来るプツプツはモンゴメリー線と呼ばれるもので、乳首と乳輪を守るためにできたものです。
大きく目立っていると気になるでしょうが、心配する必要はありません。
同様に、胸に青紫色の血管が浮かんだり、乳首が黒ずんでくるという症状が不安な場合もあるでしょうが、これも妊娠によって変化したホルモンによる影響なので心配ないです。
いずれも、妊娠による影響ですから、妊娠後に自然に消えるものですから、様子を見ましょう。