妊娠体質づくりの要 – 基妊娠体質づくりの要 – 食生活

妊活は食生活から!

妊娠を望むなら、毎日の食事内容を見直して、妊娠しやすい食生活を心がけることが大切です。
不規則な食事や栄養バランスが悪い食事は、女性が妊娠しにくい体質になるだけでなく、ご主人の生殖能力を高め、生まれてくる赤ちゃんの健康にも影響します。

毎日の食生活では1日3食きちんと食べること、栄養バランスの取れた食事を心がけることが大切です。
そして食べ過ぎや、ダイエットのしすぎにも注意しましょう。

妊娠しやすい食べ物

人の体は毎日の食事から作られます。
したがって妊娠しやすい体も、食事によって作られます。
特に妊娠に欠かせないのが、次のような食品です。

●タンパク質

タンパク質は、人の体を作るためには欠かせない大切な栄養素です。
タンパク質がなければ、赤ちゃんをお腹の中で育てることもできません。

しかし、タンパク質不足の女性が多いのが現状です。
ダイエットで野菜中心の食生活を送っている女性も多いですし、朝ごはん抜きやパスタやパンが好きなどの理由で、一日に必要なタンパク質の量を満たしていない人がとても多いのです。
妊娠したければ、意識して肉や魚、卵などのタンパク質を取りましょう。

一日に必要なタンパク質は肉と魚を合わせて200グラム、卵1個、牛乳200ミリリットル、豆腐1/3丁程度です。
かなり意識して食べなければ、タンパク質不足になることがわかりますね。

●鉄分

鉄分も女性にとって、欠かせない栄養素です。
女性は鉄分不足で、貧血気味の人が少なくありません。
たとえ血中のヘモグロビン値が正常であっても、体内の鉄分量が不足している女性もいます。
このような症状を潜在性鉄欠乏症と呼びますが、そのままにしておくと鉄分不足になり、低出生体重児が生まれるリスクが高まります。
貧血ではないのにすぐに疲れる、息切れがするという人は、潜在性鉄欠乏症の可能性があります。
体内の鉄量を計るフェリチン検査を受けることをおすすめします。

●抗酸化作用の高い食品

体の酸化は卵巣の機能を衰えさせ、男性の生殖機能や生殖細胞に悪影響を与えます。
トマト、カカオ、大豆、ニンニクなど抗酸化作用の高い食品も積極的に食べましょう。

●ビタミンD

ビタミンDは、妊娠率をあげる栄養素として注目を集めています。
女性は30才を超えると、卵子の数が減少しますが、これの原因の1つにビタミンDの不足が挙げられています。
男性の場合も、精液の中のビタミンD量が多いほど、精子の働きが活発になると報告されています。

●糖分の取り過ぎに注意

逆に糖分の取り過ぎすると、妊娠しにくくなります。
ご飯、パスタやパン、砂糖を多く含むものには糖分がたくさん含まれています。
これらの食べ物を取りすぎると血糖値が極端に上昇し、その後急速に血糖値が下がるため、体の冷えなどさまざまな体調不良の原因になります。
主食の量を減らして、そのかわりにタンパク質を取るように心がけましょう。