低体温女性の基礎体温と性交渉のタイミング

低体温の特徴とは

低体温かどうかという事は、基礎体温でわかります。
もし、低体温であるのならば、基礎体温を測ると低温層が続いて折れ線グラフにすると平坦な状態になっているか、小さな範囲での体温の上下が見られるかです。
また、体温が常に36度未満であることも低体温の特徴になります。

人にとって、ベストな体温は37℃から36.5℃で免疫力や代謝が最も活発に働きます。
36℃は体が震えて熱を生産しようとている状態、35.5℃になると代謝機能低下、自律神経症失調症の発症などの発症が見られ、体の機能が狂い始めると言われているようです。
35℃となると、内臓機能は正常範囲で働くことができるけれども免疫機能は落ちてきている状態、34℃となると生存しているのがやっとという状態になります。

低体温の人が妊娠できそうなタイミング

通常の妊娠であれば、性交渉を行って膣内射精をしますと、精子が女性生殖器内で生きる(受精能力)期間は射精後48~72時間ですから、妊娠したいのであれば排卵が予測できる日の2~3日前の性交渉が望ましいとされています。
通常は排卵後24時間過ぎると、精子は受精できなくなるようです。

けれども、低体温ですと排卵をしていない場合や卵子が育っていない場合も考えられますので、上記に書いたような通常の妊娠が難しいのでしょう。
排卵の目安の一つとして、低温層から高温層に切り替わるタイミングがあるのですが、基礎体温が低いままですと、排卵している可能性は低いというわけです。
このようなことから、低体温の人が妊娠するためには、体温を上げる必要はあります。

体温を上げるための対処法を挙げてみる

では、体温を上げるためにはどうしたら良いのでしょうか。
その対処法を挙げてみます。

体温が低いということは血流が良くないということが考えられますので、血流を良くする必要があります。
血流が良くないと卵巣へ十分な血液が伝わらず、卵巣機能が上手く働かないのです。
そのために排卵しにくくなっているのかもしれません。

血流を良くするためには、まず規則正しい生活をしてバランスの良い食事、適度な運動を心がけましょう。
そして、無理なダイエットは禁物です。
そのようなダイエットをすると、栄養不足により貧血になる可能性が高いですし、生理不順にもなりますから、血流がますます悪くなってしまいます。

お酒もおすすめできません。
アルコールは体を冷やしますので、血流が悪くなり低体温を助長させてしまいます。

そして、忙しいとつい入浴をシャワーのみで済ませがちですが、湯船につかった方が体が温まり、血流が良くなります。
また、ストレスも良くありませんから、思い当たるようなストレスがあったら取り除くようにしましょう。
悩み等は夫婦で話し合い、解決の方向に持っていくようにしたほうが良いですし、何か嫌なことや困ったことなどあれば、話し合いできるような環境であることが大切です。